ブラジル固有のお酒はカシャーサ, ピンガなどと呼ばれる, サトウキビから作ったスピリッツで, 日本の焼酎, ロシアのウォッカみたいなもの. Garapa Doidaは, そのカシャーサ専門店である. 8月初めに開催された研究集会 ALGA-2001 で雑談しているときに, リオの対岸, ニテロイにある州立大学フルミネンシの人から教わった. ブ日辞書によれば, garapa は, 清涼飲料, フルーツジュース, 蒸留用のサトウキビの煮汁, という意味だが, カシャーサの別名でもあるそうだ. 一方, doida は狂人という意味.Garapa Doida住所にある Carlos Gois通りは, レブロンのメインストリート, Ataulfo de Paiva通りに直交しており, 角にレブロン唯一の映画館がある. Ataulfo de Paiva通りから映画館を左手に見て, この通りをレブロン海岸の方へちょっと行くと左手に, 小さな店の並んだ行き止まりの路地というか, ごく小さな広場がある. そこにこの店がある. Carlos Gois通りは何度も歩いたことがあるけれど, 今まで全く気付かなかった.
Rua Carlos Gois, 234 Loja F
Leblon-22440-040, Rio de Janeiro
Telefax: 21-2274-8186こじんまりとした店だけれど, 店内には壁にぎっしりとブラジル中から取り寄せられたハンドメイドのカシャーサの瓶が並び, また, カシャーサに関連した本などのグッズも置いてある. そして, 2, 3人で一杯になってしまうような小さなバーカウンターがあり, そこで店のひとの講釈を聞きながら, いろいろなカシャーサの試飲ができる. 店の雰囲気はとてもよく, 何と言ったらいいでしょうか, 幸せで狂いそうになる, という感じですネ. もっともっと早く知っていれば, この店のカシャーサを総なめにできたのに... 残念.