Rio通信: IMPA


アクセス

イパネマ, レブロン地域から通う場合の公共交通機関によるアクセスである. インパへは3本のオニブスがある:

そして, これらのうちイパネマ, レブロン地域を通るのは, 125558 の2本である. ただ残念なことに, これらは非常に本数が少ない. 409はかなり頻繁に走っているのだけれど, 他の2本については, 感じとして, 運が良くて30分待ってやっと乗れるくらいである.
後日談: バス停の人に 「558は一体いつ来るんだ?」って顔をして
558, por favor』(スィンコスィンコオイト, ポルファヴォール)
と聞いてみると,
『ナウン, なんとかかんとか......』
って言われるので, もうしばらく来ないんだな, ってわかるが, 125について同じように聞くと, よく
『タシェガ, タシェガ』
って言われる. で, ある日, バス停で待っているインパの人らしき人に, この言葉について聞いてみると, これは,
『ta chegando』(タシェガンド)
と言っており, 要するに『もうすぐ来る』(it's coming (or arriving)) という意味. インパの人はさらに, 『(バス会社の連中は) いつだって, もうすぐ来るって言うんだよね』と言っていた.

さらに後日談: 125ばかりで558については全然見かけないな, と思ったので, バス会社の人に, 今度は「558は一度も見たことがないけれど, どうなってるんだ? 説明しなさい」 って結構厳しい顔をして
558, por favor』
と聞いてみた. 発する言葉は同じでも表情が大事なのである. で, こちらの表情の違いを読み取ってか, 今度は『ナウン...』でなく, ひとしきりポルトガル語でまくし立てられた. しかし, 何言ってんだか全然わからない. でもそのうち何となく, 558はもう走っていないんだ, ということは自分のスルドい直感でわかった. 念のため近くにいたインパの人らしい人に英語で, 彼は何て言っていたのか? と聞いてみると, やはり自分の直感は正しかった. その路線が廃止されたとのことである.

イパネマ, レブロンから行くには... したがって, イパネマ, レブロン地区とIMPAを時間のロス無く往復するには, どうしてもバスの乗り換えが必要である. その乗り換え地点となるのが『植物園』の交差点である.

ここからIMPAへの道は, しばらく一方通行の往路復路に別れており, 厳密には二つの交差点が複合している. 右が復路, 左が往路の交差点の写真.

409は『Lagoa Rodrigo de Freitas』という名の湖の北側を通り, この『植物園』の交差点へ来る. 一方, 125, 558は, その南側, すなわち, イパネマ, レブロンを通ってこの交差点に来る. そこからは, IMPA最寄りのバス停である『Horto』まで同じ経路である. だから, イパネマ, レブロン地区からIMPAへ行くには, 『植物園』を通るバスに乗り, あとは409に乗り換えれば良いことになる.

また, 『植物園』の交差点にある409の乗り場まで来ると, 「白タク」ならぬ「白バン (?)」がいることもあり, ここからは楽にIMPAまで行ける. 因みに, この「白バン」もバスと同じ料金で, 0,90R=90センターボである. 最初かなり怪しげに見え利用するのが怖かったが, 地元の人達も利用している様子である (今でも見栄えはかなり怪しげであるが).

後日談: マイクロバスというのはオオゲサで, バンという程度のものゆえ, 「白バン」に変更. 実際, 7人位しか乗れない.

さて, この白バンだけれども, 以前は『植物園』の交差点とIMPAの近くを単に往復しているだけだと思っていたが, この辺一体なら結構どこでも行くらしい. 今まで利用した際, いつも白バンは寄り道せずにIMPAに向かっていたのだけれど, 先日は, IMPAへは向かわず植物園の中へと入って行き, 途中でぽろぽろと人を降ろしながら, 最後には舗装していない道に入り込んで行く. その時乗客は少女と自分だけで, そのうち少女も降りてしまい, なんかこれはヤバイことになるんじゃないか? こんな山の中というかジャングルの中で身ぐるみ剥がれるんじゃないか? って心配になってきた. でも, 実際にはそんなことは起きず, きちんとIMPAまで送ってくれた. 結構, こわかった.


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