Arpoador岬のほぼ突端から, Ipanema, Leblon方向を撮った写真 (2枚を張り合わせたもの). この岬の根元から海岸沿い道路の最初の四叉路までがArpoador海岸と呼ばれており, その向こうがIpanema海岸, そして, 運河の河口を境にその向こうがLeblon海岸となっている. 地形的には滑らかなひと連なりの海岸が, 場所によって Arpoador海岸, Ipanema海岸, Leblon海岸と名前を変える.
![]()
週末には, この海岸をよく散歩しました. 借りていたアパートが近くだったため, 泳ぐのはほとんどLeblon海岸でした. 滑らかな海岸線をもつ砂浜ですが, 別に遠浅というわけでもなく, いきなり深くなっているところや, 潮の流れの速いところがあったりして, 油断しているととてもコワイ目に遭います. また, 外海 (大西洋) に面しているため, 荒れるときはかなり波が高くなります: 大波で一度はArpoadorの舗道が崩れてしまいました. でも, 日本の海岸で見られる救助員とか監視員とか, 遊泳禁止の表示, 危険性に対する警告など, そういったものは一切ありません. 溺れたら, それっきり, ということです.
ちょっと話題は違いますが, 2001年大晦日のコパカバーナでの大花火大会の日, 打ち上げ花火の筒の一つが発射直前に爆発し, そのすぐ近くで花火を見ていた人が何人かケガをする事故がありました. ここブラジルでは, 一般の人が花火打ち上げ場所から何メートル以上離れなければいけない, などという規制, 規則がない (したがって, 注意する人も警告する表示もない) のでこういうことが起きるんだ, とブラジル人の友人が言っていました.
さて, この海岸線を, 途中ビールを飲んだりココのジュースを飲んだりしながら端から端まで歩くと, 大体1時間ちょっとくらいかかります. 毎日夕暮れになると, とても多くのひとが, 海岸沿いの舗道をジョギングしたり散歩したりしています. 舗道と車道の間にある自転車専用道では, サイクリングする人だけでなく, ローラーブレードやらスケートボードで遊ぶ人も見られます. さらに週末には, 海岸沿いの道路の海側の半分 (3車線) が歩行者天国となり, かなりの人出となります. また砂浜でのスポーツも盛んで, 仲間同士でサッカー, ビーチバレーなどしていることもありますが, そこで出会った若者のグループ同士が試合をしていることもよく見かけました. 一方, 小学生くらいを対象とするスポーツ教室も夕方よく開かれています.
上の写真の継ぎ目が気になるひとは, 次をどうぞ.
![]()
次は, Arpoador海岸から, Ipanema, Leblon方向を撮った写真. これでも真冬です. 大波で崩れてしまったのは, この足もとの石畳です.
![]()
これら2枚の写真は, パソコンの壁紙に使って, リオの日々をナツカしんでいます.